牡蠣を尋ねて、大芝島。オイスターハウス大芝へ。


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「牡蠣を、かもかもしたいです。」

鈴木の一言が、僕たちの運命を変えた。

 

 

 

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西条から車を走らせること、30分。県道375号を南へ抜けると、目の前に雄大な瀬戸内海が現れた。海は、日射しを受けてキラキラと輝いている。

 

ここは、東広島市の南に位置する安芸津町。
ぽっこりと一つの島が、本土から飛び出すように海に浮ぶ。大芝島だ。目の前には透き通った海が広がる。

 

今日の獲物は、この島で捕れる牡蠣。鈴木は、島を前にして助手席で手がプルプルと震えている。よほど、牡蠣が食べたいのだろう。待っとけ、鈴木。もう少しで、あの人が営むオイスターハウスに着く。

 

 

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どどんと、大きな看板。僕たちは、看板の文字に嬉々とする。ついに『オイスターハウス大芝』到着したのだ。

『オイスターハウス』のフォントが絶妙なバランスだ。この店は、ウマイ牡蠣が食べられると評判で、休日はお客さんで店が溢れ変える。

 

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興奮する気持ちを抑え、店の門をくぐる。すると、背の高い男性が出迎えてくれた。そう、この優しい笑顔のおじさんこそが、オイスターハウスの店主である古本 和則さんだ。2年前、牡蠣に飢えていた私を救ってくれたのは、まだ出来たばかりの『オイスターハウス大芝』と和則さんだった。

中に入ると、前とは少し様相が違っていることに気づく。手間のかかる炭火から、便利なガステーブルへと変わっていた。

 

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??

なんだこれは、、、

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どこかで見たこれは、、、、そう、テレビ台・・・!

なぜテレビ台が横に倒されているのか???

 

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!!!

なんとココに荷物を入れるのだ。

炭火の灰が入らないように、使うようになったらしい。

全部で10台ほどあるテーブルの全てに据え付けられている。これほどのテレビ台を集めるとは、、、。鈴木は、和則さんのテレビ台収集力に愕然としている。

 

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そんな鈴木を他所に、とりあえず一杯。ビールが最高にうまい。

(※ドライバーのため、実際には飲んでおりません。演出です。鈴木が美味しく飲みました。)

 

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早速、注文をすると、モリモリの牡蠣をはじめ、色とりどりの海鮮が出てきた。

 

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ここの牡蠣は、地元 大芝島産。ぷりぷりとした食感に、濃厚な味が広がる。牡蠣を食べて、鈴木の顔に笑みがこぼれる。

「ウ、ウマイ!」

 

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緋扇貝(ヒオウギガイ)。色鮮やかな貝。
ホタテよりも味が濃厚だ。

 

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かきめし。もう言葉はいらない。無心に食べ続ける。

 

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あなご。顔がかわいらしい。美味しい。

 

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これは、かき小町という品種。三年もの間、海の中ですくすくと育つらしい。デカイ。

 

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このレモンは、和則さんのお母さんが作ったもの。「うちのレモンは、甘いよ。」と、和則さんが自慢気にアピールする。

「まさか、そんなことないだろう。」と疑いながら、口に入れる。

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「、、、すっぱい。」

 

 

こうして、僕たちは心もお腹も満たされた。

 

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机の片付けをしようと思ったその時、机の一部に穴が空いていることに気づく。

 

和則さんが、そこへポイポイとゴミを放り込んでいく。

「そんなことをして大丈夫なのか?」鈴木の顔に不安の色が広がる。

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大丈夫だった。

 

オイスターハウス大芝は、最高の店だった。

 

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「ありがとう、大芝島。ありがとう、和則さん。」

そう言い残し、僕たちは大芝島を後にした。

かもかもする旅は、つづく。

今回のお店

店舗名オイスターハウス大芝
開業年2012年
ホームページhttps://www.facebook.com/OysterHouseOhshiba
営業日無休(11月〜4月くらいまで)
年末年始休業:12月30日〜1月4日
営業時間11時〜17時
予約すれば、夜も可能。
夜の予約は当日でも可能だそうです。
価格帯2000円〜4000円
席数4人掛けのテーブル×13
電話番号090-1183-8217
住所広島県 東広島市安芸津町風早2516
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